ピコ太郎が教えてくれた「誰でもできるアイデアの作り方」後編

世の中に上手いな~っていうアイデアがいっぱいありますね。

「なるほど」というものが多く、よくその視点に気づいたなぁ~と。

そう、それに気づき行動するかが違うだけ。。。でもその差が大きい。


さて、昨日のブログ記事の続きです。

現状とこの先の話はどうしてもしたかったけど、後で思うとちょっと話が長かったかな?


さて、今回は後半で、本題の「アイデアの作り方」の話です。

テーマのタイトル通り

アイデアの作り方はコレです。

ん?わからない?



アイデアとは
既存の要素の新しい組み合わせ 以外の何ものでもない
(ジェームズ・W・ヤング)


アップルとペンを

「う~んっ」と組み合わせせると新しいモノが生まれる。


昔、マーケティングの勉強をしないと思い、いろんな本を読んでいた時に書いてあったこの言葉で気が楽になりました。

「そうか、この世にないものを生みだすのではなく、あるものを組み合わせればいいんだ」と

(あっ、この本買わなくていいです。この言葉だけで十分っす。(笑))


世の中のアイデアはあるモノとあるモノの組合せ。

あなたが持っているスマホも「携帯電話」と「パソコン」の組合せ。

「PPAP」も古坂大魔王が「音楽(テクノ)」と「お笑い」を組み合わせたのです。

世の中のヒット品を分解すれば、みんな既存にある要素なのです。


組合せだけでなく、違う視点をする方法はコレ。

ブレーンストーミングを作ったアレックス・F・オズボーンのチェックリストが有効です。僕は藤村先生にこれを教えてもらいよく使っています。

9つの視点でアイデアを考えるのです。

ちょっとした視点を変えてみる。どうやって変えてみるか?なのです。

事例を紹介しながら説明しますね。


①転用  

他の用途  今のままで新しい使い道はないか  少し変えて他の使い道はないか


事例:

銭湯という場所を学びの場に転用した「はだかの学校」

ちなみに、この記事に登場している飯田さんはエクスマ塾生の仲間です。


②応用  

真似できないか  これに似たものはないか  他に似たアイデアはないか


事例:

これは僕の事例ですが、うちの女性社員が男性社員に義理チョコを渡すのですが、チョコをまとめて買ってきて自分でラッピングして渡すのです。彼女は1人暮らしで生活しており、お店で買う義理チョコを多くの人数分を買うのは大変です。その姿を見て、うちの通販のメインの購入者である主婦たちも同じではないかと。パート先の会社でも使えるんじゃないかと思った。

当時僕はお菓子担当のバイヤーをしており、ある商談でパチンコ屋で景品交換しているチョコを見つけました。それを義理チョコように応用したのです。

小さなハートのチョコに「ほんの気持ちです。」とのし袋のデザイン。これを大袋に入れて小分けしやすいように小袋を20枚とモールをセットした。これで手作り感覚で義理チョコができるのです。

もう、7年くらい前の話ですが今でも売れています。


③変更  

色、形、音、におい、動きなど変えられないか  形式を変えたらどうか  意味を変えたらどうか 


事例:

色なんかは多くありますよね。限定カラーとかはそれだけで価値になる事が多い。

最近ではiPhone7のレッドカラーとか、ちょっと前でとおじさんの車の代表格であるクラウンのピンクカラー。これで社長の奥さんとか女性が乗るようになった。


④拡大  

何か加えたらどうか  もっと回数を多くしたらどうか  大きくできるか  より強く、高く、長く、厚く


事例:これもウチの事例です。これは10年くらい前でしょうか。今もいますが高木君が寝具のバイヤーをやっていました。彼は子どもが2人いて寝る時はベットを二つくっ付けて4人で川の字で寝ていました。そして、彼はいつも真ん中の境目の場所。この心地悪さを解消したく、ベットの敷パットをベット2つ分に大きくしてもらいウチの通販で売ったところ大ヒット。自分の体験から生まれたアイデアです。すぐ他社も真似して今ではホームセンターでも売られている定番品になっています。

(下記 写真はイメージ)

⑤縮小  

分割したらどうか  やめたらどうか  小さくできるか  軽く、低く、薄く


事例:これもウチの事例で。 もうすっかり認知されましたが、種子島の安納芋という甘いさつまいも。話題になる前にウチで取り扱っていてすごく人気でした。僕も農産担当で種子島に毎年行ってました。僕の後任の水野君が現地に行った時、仕入先さんの事務所でお茶を頂き、お茶菓子として小さな安納芋の焼き芋を出されました。本当に小さいサイズ。

そこで彼は聞いたのです。「これって普段は見ないサイズですが、どこへ売られているのですか?」と。 そしたら、こう返ってきた。「市場も引き取ってくれないサイズだから、僕たちのオヤツか牛のエサになるんだよ。」と

子供や女性にとってはこれくらいのサイズの方がいいし、小さくて安く変えるのから尚更いい。

通常のMサイズだと1本食べるとお腹がいっぱいになる。

そうやって彼は、この小さいサイズを焼く手間は大きいサイズと同じだけど商品化にしたらヒットしました。小さい方がいいという価値にした。

(写真はウチの息子です。(^^♪ )



⑥代用  

他の材料にしたらどうか  他の人にしたらどうか  場所、モノ、で置き換えられないか


事例:セミナーのとほとんどは会議室で行いますが、エクスマセミナーはライブハウスや美術館、昔はアクアトトという岐阜の水族館でもやったし、僕も参加しましたが鈴鹿サーキットでも行いました。場所を変えるとより付加価値になります。

あっ、エクスマセミナーの募集をしているので是非。(渋谷のライブハウスです)


⑦置換  

他の順序にしたらどうか  原因と結果を入れ換えたらどうか


事例:身近な例ですとスーパーの売場。本来は調味料コーナーにある焼肉のたれが精肉コーナーに置いておくと買いやすくなるので売れる。売り場を変えると売れる。売場の陳列の順番を編集する。

デパート売場も最近は違ったフロアになっているところが増えて来ました。昔は1階が化粧品が多かったけど、東京駅の大丸はスイーツフロアーになっています。東京のお土産のスイーツがすぐ買えますからね。



⑨逆転  

役割を逆にしたらどうか  立場を変えたらどうか  上下左右、前後を逆にしてみる


事例:これは最近ネットで知って感動したアイデア。こんな発想をしてみたい。

「注文を間違える料理店」というお店。このスタッフは認知症の人たち。そんな人でも働ける場を考えた。お客さんも間違えても文句は言わない。かえってそれを楽しむかも。高齢化社会の今、働く側もお客さんもハッピーになる凄いアイデア。ロゴの「てへ、ペロっ」もサイコーです。

その後の話ですが、9月21日の世界アルツハイマーデーに向けて本オープンするらしい。



⑩結合  

合体できるか、混ぜられるか

事例:これはピコ太郎の例のヤツ。 一番僕はこれを使っているかな。



そして、アイデアを考えるにあたり、重要なコトは


 誰に 

 何を伝えて 

 どうして欲しいのか?


これが重要です。

これが明確にならないと自己満足になります。


僕は社内インフォメーションで

誰に(若手社員に)

何を伝えて (ピコ太郎、ブルゾンちえみのネタで楽しく学べる場だと伝えて)

どうしてほしいか (僕の講演に参加してもらい、行動してもらいたい)

という事をしました。


バイヤーの場合は、具体的にどういう人が購入して喜ぶのか?

結果、誰が嬉しいの? そこが明確じゃないと商品は売れません。



あとこれも

僕が学んでいるエクスマで学んだことブログでずっとやっています。

 1.情報をたくさん収集する。
 2.収集した情報を編集する。 
 3.編集した情報を発信する。 

 (藤村正宏:著 「ニーズ」を聞くな!「体験」を売れ!P208より) これもう売っていないので こちらの本にあります。

僕はブログをずっとこれで練習してきました。

そして、Twitterやインスタグラムなどでも発信している。


編集力、発信力がついてくるとどうなるのか?  

サラリーマンが編集力・発信力がついてくるとどうなると思う? 

 ・会議の発言が変わる 

 ・企画提案、稟議書が会社に承認される可能性が高くなる 

 ・自分のやりたいことができるようになる 

 ・結果、仕事が楽しくなる 

 これは、営業担当でなくても、売上に直接関わっていない人でも同じです。 そうなると仕事が楽しくなりますよね。業務改革、時短のアイデア、いろいろアイデアを自分の仕事に活用できるハズです。

そうなると社内の影響力もついてきますよね。

サラリーマンという制限のある範囲でも、会社のお金を使って自分のやりたいことができる可能性があるのです。



給料という「お金」をもらっている以上サラリーマンもプロです。

プロなのにビジネスの練習はしていますか?

僕は仕事外で毎日練習しています。

毎日練習すれば、

誰でも今より成長します。



さて、最後の話しです。

ちょっと

ブルゾンちえみ風に・・・


じゃあ、質問です。


今回、いろいろ話を聞いて

すぐやってみようと行動する人って

何人いると思う?




「1000人にひとり」


能力、努力も関係なく、行動するだけで999人を超えられる。

是非、行動してみてください。


おしまい。



久しぶりに社員に話す場がありました。

多少は僕が学んだことが還元できたかな。

そうなってくれたら嬉しいです。