進化する映画館。正に「劇場」だ!

先日映画館へ行ったら普段とは違い若い女性の大行列。

何だ今日は?

チケット売り場のお姉さんに

「あれは何ですか?」と訊くと

「SOLIDEMOのライブです。」と。

SOLIO何とかは全く知らないが、ライブ・ビューイングか・・・と思ったけど違っていた。

僕は隣のホールだったのでそこを通ると

「撮影会」という看板があった。

何???

僕が知らないだけでいつの間にか映画館は進化していた。

ソーシャルメディアサラリーマンのイッシーです。


映画を観てから隣でやっていたライブが気になったので帰ってから調べた。

あっ、その前にライブ・ビューイングを知らない人もいると思うのでその説明を。

ライブ・ビューイングとは、コンサートのチケットが取れなかったり、遠くて行けない人が映画館で同時期に観れる。東京の武道館ライブなど東京や都市部しか開催されない場合、地方の人は行くのも大変だし、人気アーティストなどはチケットを取るのも大変。

専用の回線を使用し、ライブでの映像を映画館で体験できるというのです。

僕はコンサートぐらいと思っていたが、宝塚やミュージカル、ボリショイバレイなどもライブ・ビューイングでやっている。宝塚歌劇団やミュージカルの「千秋楽」はファンにとっては特別な講演でそれを劇場で観れるのは限られた人なのでライブ・ビューイングで多くの人に観てもらえる。ということかな。

映画の舞台挨拶もライブ・ビューイングがあり、これまでごく限られた人しか観れなかったのが近くの映画館で観れることができる。

詳しくはライブ・ビューイング・ジャパンのホームページを


で、女性ファンの大行列だったのはライブ・ビューイングではなく、本当のライブでした。

昨年できた名古屋駅のシネコンではハロプロや名古屋から全国区のアイドルになったボイメンこと「BOYS AND MEN」らが、このシネコンで定期ライブをしているのだ。

AKBとかが専用劇場でやっているように映画館のステージでライブ活動をしていた。

ここは名古屋の株式会社ENPLEXが運営している。


「劇場」とは、

演劇・歌舞伎・舞踊・オペラ・バレエ・コンサートなどを製作し観客に見せるための施設いう。


ウィキペディアによると

演劇は芝居と呼ばれ古くから庶民の娯楽であったため、各地に数多くの小規模な劇場が建設された。これらの劇場は各地域の芸能ばかりではなく、「ドサ回り」と呼ばれる地方を巡回して劇を行う旅芸人が、劇を行う場でもあった。後にこれらの劇場の多くは映画を上映する設備を備えるようになり、地方巡業の演芸者が減少するにつれて映画館へと役割を変えていった。このため、演劇を上演しない映画館であっても「劇場」と名付けられているものが多く残っている。


そういう意味では映画館は映画を観るだけでなく、本来の「劇場」に戻っていた。

今や定額料金でで映画やドラマ、ライブなどの動画が家庭やスマホで見放題の時代。

映画館まで足を運んでもらうようにするためには映画だけなく他の要素も必要である。


先日、ナゴヤドームで行った桑田佳祐さんのライブに行った。

ドームという会場なので席からは桑田さんの顔の表情は肉眼では観れず、巨大スクリーンで観るしかなかった。

そういう意味では映画館でのライブ・ビューイングはいい。

でも、やっぱり現場での体験ならではことはいっぱいある。現場にいるのと居ないのとでは違う。

それでも、チケットが買えなかったり、距離的になかなか行けない人たちにとっては有難い場所になる。

そして、映画館が「劇場」になることでまだまだいろんな可能性があるような気がする。

そうそう、僕の師匠も名古屋の小さな映画館でマーケティングセミナーをしたな。

先日、Superflyもライブ・ビューイングをやったが、ちょうど出張があって参加できなかった。

近いうちにライブ・ビューイングも体験してみよう。