自分の力で歩くこと~独りで、旅に出なさい

Facebookの投稿を見ていたら多くの友人・知人のお子さんが成人式を祝っていました。

我が子もあっという間にその日が来るんだろうなぁと思うと感慨深くなった。

ソーシャルメディアサラリーマンのイッシーです。


成人の日に必ず行うサントリースピリッツのCMがある。

伊集院静さんが成人式を迎える人へのメッセージだ。

我が家の中日新聞はその広告がないため、いつもネットで誰かの投稿で読むのだ。


そして、今年はこういう内容でした。



独りで、旅に出なさい  

二十歳、成人おめでとう。 今日から大人と呼ばれても、ピンとは来ないだろう。

私もそうだった。 今、君は自分がどんな大人になるのか想像もつかないだろう。 

どうしたら君の、自分なりの大人の姿が見えるだろうか? 

そのためには、いろんなものを自分の目で見て、さまざまな人と出逢うことだ。 

私の提案は、旅だ。それも若い時に、独りで旅に出ることだ。

 日本でも、海外でもかまわない。一番安いチケットを買いなさい。金がなければ 君の足で歩き出せ。自分の足で見知らぬ土地を歩き、自分の目で、手で、肌で 世界に触れることだ。 

どんな人がどんなふうに生きているかを見ることだ。 

インターネット、テレビ、新聞、書物で知る世界とはまったく違う世界だ。 

世界は君が考えているより広く、大きく、豊かで、また切なく、貧しくもある。 

独り旅はまず、自分がまだ何者でもないことを教えてくれる。 

自分の力で歩くことが、人生の、生きる基本ということを学ぶだろう。

 若い時になぜ旅が必要か? 

それは若い新鮮な目にしか見えないものが、今の 純粋なこころでしか獲得できないものが、間違いなくあるからだ。 

旅に疲れたら、夕空を、星を仰いで一杯やればいい。 

苦くて、美味い、旅の酒の味は、生涯の宝になるはずだ。 

二十歳の旅人に、乾杯。 二十歳の旅人に乾杯。 

伊集院静


僕は20歳じゃないが、大学3年の時に友人2人でアメリカ横断の旅をした。その頃はスマホもない時代だったので「地球の歩き方」が情報源。あとは現地で人に聞いた。おかげでいろんな人と出逢えた。

ツアーではなく、「旅」というのが気に入って、翌年大学を休学してオーストラリアへワーキングホリデーをして生活した。

あの生活でもいろんな人と出逢えた。日本を離れることで日本を見れることもできた。自分で動いて生活することが大変で結局誰かの力のおかげで生活ができると実感したのだ。

伊集院静さんの言う通り、生きる基本を体験した。

僕の子どもたちも成人になる頃、旅をさせよう。

僕はお酒が飲めないのでソフトドリンクで乾杯だけど。。。