常に思考し、常に行動しなさい。
思考と体験が融合すると、
あなたの内部で信念が生まれます。
ジョセフ・マーフィー
(20世紀米国の教育家)
O2Oという言葉があります。O2O(Online 2 Offline)とは、 オンラインからオフラインへ送客するための施策のことです。
身近な例でいうとネット上でクーポンを配布することで、クーポンが使える実店舗に顧客を誘導する方法。例えばメルマガなどでクーポンを配布したり、LINE@やSNS、ニュースアプリから簡単にクーポンの配信を行う方法です。
僕はLINEからよくローソンのクーポンが届きます。また、スマホのローソンアプリでは毎月数量限定の無料券の商品があります。ちなみに2019年4月は「ベビースターラーメン」。商品を棚から持っていき、アプリのクーポンのクリックしてバーコードをレジに見せると無料でもらえます。毎月なにか低単価のお菓子などがあります。会社の隣にローソンがありるのでよくローソンを利用するのでが、いつもこのクーポンの存在を忘れ、今回はじめてベビースターをゲットしました。(笑)
向かいのビルにはファミマがありますがローソンアプリのクーポンの品数が豊富でしかもレジでクーポンのバーコードを見せればOKとファミマより簡単である。セブンアプリもクーポンがあり、レジにバーコードを見せればOKだが、種類は少ない。3社を使っていみるとどこがいいのかわかる。O2Oもいろいろ使ってみて何がいいのか、何がダメなのかが体験してみて勉強になるのだ。
ローソンでいいなと思ったのは、位置情報を活用したところ。店舗に入ってからLINEを開くとその時のクーポンが貰えたりする。お店の外でやると位置情報から外れているので使えないようになっている。あと、ローソンで何かを買ったら「ご来店ありがとうございました。からあげくんが当たるキャンペーン中。店内で今すぐ抽選する。」とLINEが飛んでくるのだ。ローソンのお店に行き、LINE Payで何かを買うとどんどんLINEからトークが来るのだが、しっかりとユーザーにつながろうとしている。これをウザいと思うのか、いい情報だけ活用するのかは人それぞれだけど。
位置情報を活用していると言えば、コカ・コーラのアプリ「CokeON」。コカ・コーラの自販機が近くにあるとスマホのアプリが近くにコカ・コーラの自販機があると教えてくれる。スマホと自販機を近づけて接続し、飲料を買うとスタンプがもらえ、15個貯まると1本好きなものがもらえる。1本買うと1スタンプ。そして1週間49,000歩歩くと1スタンプもらえる。位置情報を活用したアプリであり、新商品のキャンペーンもある自販機のO2Oである。僕は毎日4kmを通勤で歩いているので結構スタンプを貰っている。おかげで自然とコカ・コーラの自販機を利用するようになった。
O2Oが進化したOMOとは
OMOはオンライン/オフラインの垣根にこだわらず、あくまでUX(User Experience、ユーザー体験)を主軸として考えます。あらゆるユーザー行動をデータ化して集約し、ユーザー体験を高めるマーケティングを行うことが肝です。
言い換えれば、ユーザー体験を良くするために適切なチャネルを適切なタイミングで使う、至ってシンプルな考え方。
もう、オフラインとかオンラインとかの区別するのではなく、消費者がいい体験ができるようオフラインでもオンラインでも関係なく融合して使えるのである。
その事がこの本に書かれてある。
中国のOMOの事例が多く書かれてある。ここまで中国は発展しているのかと驚くばかり。
僕は2001年に上海旅行に行った時に見た竹で足場を組み立てて高層ビルを建築中の風景と5つ星ホテルの裏にはバラックがある。そんな発展中のイメージだったが、一気に崩された。アリババやテンセントというIT企業らがデジタル中国を築き上げている。いつの間にか中国の方がすごいじゃんとなっている。あの時体験したり見た上海・桂林は大昔のことだときっと中国人に笑われるだろう。
この本で紹介された中国の配車サービスDiDiが先日日本でもスタートした。
スマホアプリを活用した配車サービスだが、タクシー運転手はゲーム感覚で項目をクリアしていくと評価が上がり給料が増えていく。運転手も利用者も双方評価される仕組みでお互い好循環を作れるようになっているのが面白い。もともと日本のタクシーは海外より安心でサービスはいいが、中にはちょっと・・・という運転手もいる。ウーバーがまだ浸透していない日本でどう広まっていくのか興味がある。
本のタイトルである「アフターデジタル」というのはオフラインがデジタルの世界の包含されることを言います。スマホやセンサー、AIなどによってリアルの世界でデジタルの体験がどんどんできていく。もう、中国ではコーヒーショップでもデリバリーサービスでもアリババのスーパーマーケットでも始まっている。
たまたまだが、先日ネットショップ担当者フォーラムというのに参加して、いくつかの講演を聞いてきた。その中に著者の藤井保文さんの会社ビービットの「モーメント分析」の話を聞いた。
ネット上で顧客の行動から顧客の状況を知ることができる。
リアル店舗だと棚とかお客さんの行動を見て、お客さんの状況を知ることができる。例えば、体操服を着た子供と親がいっぱい来たら、今日は運動会があるんだと知ることができる。
ネットでの例を言うと、トヨタのディーラーの事例だが、プリウスの試乗を申し込んだお客さんの多くはアクアのページも見ている人が多かったと分析ツールで知ることができた。来店したお客さんにプリウスを試乗したあと、アクアの試乗も勧めたらアクアの契約が増えた。アクアのが価格は安い。こまでプリウスを試乗して帰ったお客さんをアクアの契約につなげた事例。ネットではリアルのようになかなかお客さんの動向を読みとるには面倒なデータ分析をする必要があったり、そもそもデータを上手く活用できないことが多い。最近はAIが簡単に短時間に分析してくれるツールが多くなった。ビービットの会社もそんなツールを提供している。
僕はローソンで買うのは、ボトルのカフェオレ、炭酸水、チキンサラダなどのヘルシーなランチ類だ。もし、OMOが活用したら僕のLINEやスマホアプリにはそれに関連する新商品の案内やクーポンが来るだろう。僕はそれらをLINE PayやPayPayで支払っているのでそれらのキャッシュレスサービスが使えるお店から関連商品やサービスの案内やクーポンが来るかもしれない。
僕はここ数年からいろんなアプリサービスやキャッシュレスを使うようにしてきた。
常に思考し、常に行動していくと
思考と体験が融合し
僕のの内部でアイデアが生まれるから
やっぱり
やってみないと
わからないことが多い
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