ミラクルをキミとおこしたいんです ~はじめてのフルマラソン①
ミラクルをキミとおこしたいんです ~はじめてのフルマラソン②
ミラクルをキミとおこしたいんです ~はじめてのフルマラソン③
さて、中間地点まで無事に来ました。
心配していた膝も痛みはまだ来ていません。
これまで練習では7kmで痛くなり、3kmで痛くなり・・・とまちまち
結局、30kmを一度は経験した方がいいと義兄さんから言われていたのですが
膝が痛くなって経験できないままでした。
という事なのでハーフマラソンは経験したので、これからの距離は未知の世界です。
ハーフ地点の給水所でバナナを食べてからまたエアーサロンパスを膝やふくらはぎに吹き付けました。もう既にスパッツは真っ白な粉がついていた。
でも、僕にとってこれが最後のおまじないのような感じでした。
ここでふと、ニップレスはどうなっているか?と思ってTシャツの中を覗くと
ニップレスはどっかにいってました。
そこでこのツイート
そしたら、Twitter仲間のイトーちゃんがリツートで応援してくれた。
ビーチクチャーーーーンス!!って(笑)
イトーちゃんのリツイートは走った後で見たんですがね、ちゃんと見守ってくれている人がいたんす。フルマラソンしながらこんなバカなことをやっている僕に付き合ってくれる人がいるだけで有難い。
さて、折り返し地点ではこのままゴールまで行けそうな気がしていた。
膝の痛みはないし、ビーチクもOK。イケる!と・・・
でも、それは25kmぐらいで一気に変わった。
急に足が重たくなったのだ。
膝は大丈夫だが、ふくらはぎや太ももがパンパンに。。。
基本的には下りの道だが、ところどころ「聞いてないよ」というような上り坂があった。
もうこの地点の上り坂はハンパない。
走っているのか足ふみしているのか差がない感じ。
あきらめて歩いている人も多く、僕も所々歩いていた。
そしてそんな気持ちを代弁してくれる看板があった。
右ひざを無意識にかばっているのだろう。
30kmを超えた所で左ふくらはぎが時々つりそうになる。
そして、すぐ立ち止まってエアーサロンパスを吹きかける。
山からどんどん下っていくと民家の前ではおばあちゃんやおじいさんが椅子に座って応援してくれたり、フライパンをカンカン鳴らして応援してくれている。
小学生だった男の子がやり始めたフライパン応援は今ではいびがわマラソンの名物応援になっています。その子は高校生になってランナーとして参加しているらしい。
町民みんながランナーを応援してくれ、パワーをもらっていました。
そんな暖かい応援を受けながら走れるマラソンだから
このいびがわマラソンはエントリー開始30分で締め切られる人気マラソンなんだと知りました。
義兄さんに「なんで人気なの?」と訊いたら
「走ればわかるよ」と言われたのが分かったのです。
何度もへこたれながら走ってきましたが
あと5km地点まで来ました。
膝もビーチクも異常なし。ここまで来たらもう大丈夫だ。完走できるぞという気持ちになりました。
ここでもツイート。
そしたら、みんなもリツイート!
あと4kmの38キロ地点には高校の同級生がマックのドナルドの格好で応援していました。
彼女はランニング仲間の応援で来ており、カットした柿をくれました。
ちなみに彼女は犬山ハーフマラソンで走っており、僕より早く走っていました。(笑)
「頑張って」と背中をポンと押され、闘魂注入!
40km地点にやってきました。
ここで係の人が
「今のペースで行けば間に合いますから頑張って~」と
その先の場所でもお兄さんが同じことを言っていた。
AppleWatchNike+のタイムを見ましたが、それなりに余裕だけどな。。。
さて、見えました。ゴールが。。。
スタートから5kmぐらいまではゴールシーンをどうやってしようか?
どういうふうにSNSで投稿しようか?と考えてましたが
もう、この時点ではそんなことはどうでもよく、早く終わらせたい。。。
よく膝がもってくれたよ
ほんとよくがんばった
ビーチクも擦れずにがんばったYO
もうゴールは手を上げて自撮りをするのが精一杯でした。
そして、すぐツイート(笑)
みんなからもリツイートやふぁぼ(いいね)をもらいました。
イトーちゃんは、最後までビーチクを応援してくれた。(笑)
完走者だけもらえるタオルを女の子にかけてもらいました。
シューズの紐に付けてある計測用のチップを外してもらい
そのまま完走記録書(タイム)をもらえる場所に。
もうこの時点で歩くのが辛い。。。
係のお姉さんは、僕のゼッケンナンバーを見てパソコンに入力すると
プリンターから記録書を発行して渡してくれました。
気になるタイムは・・・
5時間24分30秒
マジ!? タイムアウトは5時間30分なので本当にギリギリでした。
やべ~っ、危なかった。
Twitterとかやっててタイムアウトとはシャレにならなかった。。。
でも、おかしいのは僕のAppleWatchNike+のタイムとは17分ぐらい違っていたのです。
あとでわかったのですが、立ち止まるとタイム計測が止まるように設定したままでした。
この機能はランニング中、信号待ちはタイムが進まないようにという時に設定する機能。
こういう大会はそんなことはないのでオフ設定にしないと。。。
だからさっき、何度も「このままのペースなら間に合う」と言ってたんだ。
義兄さんが待っている場所へ歩きながらスマホを見ていました。
Facebook、Twitterのみんなのコメントを。
僕は投稿はしていましたが、走りながらみんなのコメントは見てませんでした。
さすがにそこまではできなかったし、
みんなも走りながら見てないだろうと思っているけど応援してくれた。
エクスマ塾の同期のつゆちゃんこと露本さんはFacebookのウォールに何度も投稿してくれていた。
完走したあとでみんなの応援コメントを見ていたら涙がこみあげてきた。
見えない力
正直、昨日の時点でも右膝に違和感があったので完走出来たことは奇跡だと思った。
サイモンに治療してもらい、いんちょーには動画でアドバイスをもらい
SNSではマラソンの先輩からいろんな情報や応援をもらった。
道中では町民の人たちや関係者の人たちからも暖かい声も。
あれだけ痛かった膝がなんともなくこれたのはいろんあ要因があるだろうが
見えない力をもらったからだろうと思う。
これが、週末のランニングのように一人で走っていたらきっとダメだったでしょう。
実際は1人で走る競技なのだが
ひとりで走っているのではなかった。
そんな事を体験した
初めてのフルマラソン。
揖斐駅にはスタッフジャンパーを羽織ったおばちゃんが立っており
「懲りずにまたきてくださいね」と声をかけていた。
また来年。。。来ますね。
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