大人になると欲しいチカラ

子ども頃はただ強くなりたかった。

ブルースリーのように

ジャッキーチェンのように

大人になると腕力ではなく、いろんな力が欲しいと思うようになる。

伝える力だったり、文章力、創造力、精神力だったり・・・

いろんなチカラがあるんだと知り、いろんな強さを持った人と出逢うのだ。


(よく酔拳の真似をしてたなぁ~)



新卒の頃、課長に自分のしたいことが許可されず悔しい思いをしていた時、先輩社員から言われたひと言が今でもよく覚えており、その後すごく役立っている。

その言葉は、

「相手を『うん』と言わせるように考えて話せ。」

あの時何を課長に言ったのかは覚えていないが、伝え方もあるだろうが力不足でもあっただろう。

でも、先輩にあのアドバイスを言われた時、「そうか」と納得してどうしたら「うん」と言ってもらえるのか考えるクセをつけるようにしてきた。

「うん」と言わせたら勝ちだ。


社会人になるといろんな理不尽なことがある。

昔はそれに対してイチイチ反応し持っているパワーを吐き出していた。

それがほとんど効果がないと歳をとっていくとわかるようになる。

そうするとどうするかと言うと

スルーする

まともにムカついていたら疲れるし、相手にしない方がいい時はスルーするのだ。

気にしない

そういうスルーする力を身につけていった。

というと大人な感じだが、吐き出すパワーがもったいなくなった。(笑)

でも、そっちの方が精神的にもいい。


でも、それだけではダメであり

相手に「うん」と言わせたり、自分の考えを理解してもらったりしないといけない事がある。

そういう伝える力は大人になると特に必要だ。


どうしてこの事をして欲しいのか?

お願いしたいのはこういう理由だから

これをすると具体的にどんなことがあるのか

お願いをするにも言い方伝え方があり、結果相手が同行してくれるのはどういう伝え方がいいのか?を考えるのだ。

伝え方によって受ける側の感じ方が違う。

そこが面白さでもあり、難しさでもある。


あの頃は力不足もあり、全く相手に伝わらず悔しい思いを多くしてきた。

あの頃よりは仕事の実力はついているとは言え

「伝える力」はまだまだ欲しい。

この力は万能だなぁと痛感するのだ。

まあ、あの頃の悔しかったり、辛かった経験があるからそう思うのかもしれないが。。。